薬剤師のプロフェッショナルスタンダードについて

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「薬剤師のプロフェッショナルスタンダードとは??」

ここでは、薬剤師の世界の近年の潮流である「生涯学習制度化」の一環である
プロフェッショナルスタンダードについて考察していこうと思います。

(1) プロフェッショナルスタンダードとは?

近年の薬剤師業務の多様化に伴う『生涯学習ポートフォリオ』システムの一環がプロフェッショナルスタンダードです。

ジェネラリストとしての薬剤師の資質向上を目的とされる生涯学習システムの
381項目ごとの到達目標の難易度が示され、分類されたものです。

日々進歩し続ける薬学や分子生物学を含めた生命工学の中で、
新しい知識を身に着けプロフェッショナルとして研鑽を積むための指針とも言えます。

(2) プロフェッショナルスタンダードの基本的な5項目領域

プロフェッショナルスタンダードには、根幹となる5項目の領域があり、
その5つを高めていくことが目標となります。
以下にざっとこの5項目を列挙します。

  • ヒューマニズム(倫理)
  • 患者をはじめとする、チーム医療スタッフなどとの
    コミュニケーション能力と公共性の高い倫理観を高めるものです。

  • 医薬品の適正使用
  • 新薬をはじめとする医薬品全般の正しい知識や情報の絶え間なき収集と理解を目標とします。
    その学習のためのコンピュータ等の最新ツールの正しい駆使のスキルも高めることが目標になります。

  • 地域住民の健康増進
  • 地域住民の健康管理や健康増進のための助言活動、サプリメントの服用指導から、
    災害時の地域住民への医療貢献まで幅広い目標が含まれます。

  • リスクマネジメント
  • 日常における薬剤師の業務での、調剤ミスや調剤事故を無くすことが目標となります。
    特にハイリスクの薬剤を調剤する上では不可欠になるものです。

  • 法律制度の遵守
  • いわゆるコンプライアンスです。
    法令順守は当然のこと、他に特に重要なのは患者のデータ、個人情報の保護です。
    これらは、単に法律に留まらず、最初に挙げた倫理観も部分とも関わる、「総合的な人格、人間力の高さ」が求められるものです。

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