病院薬剤師の能力を磨く卒後研修について

394901e1acdfe7a00a97a420031a6342_s

薬剤師は、医療の基本理念に基づいて、

良質かつ適切な医療を行うように努めなければいけない

とされています。

ですが、近年医療技術が高度化し医薬分業が推奨されている中、
さまざまな分野で薬剤師の需要は広がり、
薬剤師の資質の更なる向上が求められてきています。

世界で遅れを取る薬剤師教育

他の先進国に比べて日本の薬剤師教育は遅れをとっていることもあり、
良質かつ適切な医療を務めるためにより多くの知識を詰め込まなくてはならず、
実務においては追いつけていないのが現状でした。

そのため、遅れている薬剤師の教育を向上させるために、
薬剤師の卒前教育として4年制から6年制へと変更されたのです。

医療の担い手としての薬剤師

薬剤師は、医療法の規定においても医療の担い手として位置付けられているので、
本来は医療チームの一員として、患者さんに安心かつ安全な医療を提供できるように
取り組まなくてはいけないのですが、イメージとしては、薬局で調剤業務や
服薬指導を行うだけとなり、なかなか資質の向上を図ることができずにいました。

現在は薬学教育が4年制から6年制に延長されたことで、
基礎知識だけではなく実務実習も充実し、
医療の担い手としての薬剤師を輩出する体制が整えられてきています。

とはいえ、まだまだ日本では薬剤師教育には遅れがあり、
卒後研修においてもどの病院でも実施されているわけではなく、
薬剤師レジデントを募集する病院も多くはありません

独自のプログラムで行われる卒後研修

また、卒後研修の公的な研修プログラムがあるわけではないので、
各施設ごとに自己研修や講義研修、実務研修など
独自のプログラムで行われているのが現状です。

卒後研修では調剤業務だけではなく、
薬の知識以外にも実際に臨床現場で求められる問題解決能力
コミュニケーション能力を身に着けるために、
病棟や地域医療など患者さんに寄り添った業務も行います。

卒後研修は薬剤師取得後の初キャリアとしての研修プログラムでもありますが、
薬剤師としての経験がある方においても
専門薬剤師を目指す方の養成プログラムとして薬剤師レジデント制度があります。

薬剤師卒後研修制度の実績がある一部の大学病院などでは、
がんや精神科、感染制御などの専門薬剤師に係る研修認定制度や
薬学生の実務実習のための指導薬剤師を養成するための研修認定制度など、
病院薬剤師として能力を磨く環境整備が整えられているところもあります。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ