研究職としての薬剤師の求人について

薬剤師
『研究職の薬剤師の求人とかどうなってるの??』

(1)研究職と開発職

薬学部新卒の就活生の間で、特に人気の進路が製薬会社等の研究職と開発職です。

年収も非常に高く、アカデミックでスマートなイメージも相まって、今も昔も大変高い人気で薬学部生にとってあこがれの職業とも言われる職種です。

では、この研究職と開発職、具体的にはどんなことをする仕事なのでしょうか?

たいへんざっくりした説明になりますが、

まず「研究職」とは…まだ汎用していない薬、即ち「新薬」を研究して作り出す仕事です。
これは言ってみれば、1から10までを全て新しく生み出す仕事ですから、製薬会社にとっても最重要なセクションに置かれる仕事です。
新薬が完成すれば、その薬はその会社の権利、即ち、特許物となり、期限が切れるまで、その製薬会社に莫大な利益をもたらしてくれることになるのです。

次に「開発職」とは…上に述べた研究職が開発して生み出した新薬の「臨床試験」即ち、治験を行う仕事です。
製薬会社とは別会社の治験コーディネーターなどとチームを組んでプロジェクトを進めていくことも多い業種です。

ですから、研究・開発職とよく一口に言いますが、研究職と開発職ではやっている仕事はだいぶ違ってくるのです。

(2)非常に狭き門である「研究職」と「開発職」

では、一体どのような人々が、実際に研究職や開発職に就いているのかと言えば、まず研究職においては、学歴でいえば、東大はじめ京大などの国立一流大学の大学院を出た者であり、そのほとんどが博士号を取得しています。

加えて、これは薬学部出身者に限らず、理学部や農学部出身で分子生物学や化学系の学位を持っている研究職の人達も混ざっていて、まさにエリート集団といえます。

次に、開発職においては、臨床試験(治験)業務が主な仕事となるためか、転職組も多く存在し、その中で多く目につくのが、化粧品メーカーなどの他業種です。

研究職に比べると開発職はだいぶ簡単と言われていますが、その簡単の尺度が一般とはだいぶズレています(笑)。

ある年の某製薬会社において、新卒募集の競争倍率が、研究職で1000倍で、開発職で100倍だったそうです。

つまり、そういう次元におけるお話なのです(笑)。

いずれにしても、エリート中のエリート、超狭き門であることは覚悟の上志願すべき進路であることだけは確かです。

(3)近年はどの会社も人員削減で更に狭き門へ

このようなただでさえ難しい研究職、開発職ですが、近年では、更にどこの企業でもこの研究開発職の人員削減を行っているのが実情です。

この背景には、様々な事由により、以前と比べて今の時代は新薬開発がとても難しく困難になっていることや、製薬会社自体の収益力が近年かなり落ちてきていることがあります。

ですから、新卒の就活でも相当厳しいのですが、転職ともなると、研究職、開発職ともよほどの実績や高い能力、他人とは違うずば抜けた何かの武器でもない限りはまず難しいと言わざるを得ません。

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