薬剤師が一日に処理できる処方箋の数は40枚

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「薬剤師が一日に処理できる処方箋の枚数は40枚ってホント??」

薬事法による規定

薬局は許認可事業ですが、その許認可の基準として薬事法というものがあります。

薬事法第5条がその基準条件項目を満たした場合に許認可を与えるということに触れており、
「薬局として適合した条件を満たしている場合、許可を与える」としています。

この具体的な条件項目の詳細は、
『薬局並びに店舗販売業および配置販売業の業務を行う体制を定める省令』
なるものに明記されて規定されています。その多くの諸認可条件のうちのひとつに、

「40枚の処方箋に対して1名の薬剤師を置く義務を満たしていること」

というものがあるのです。平たく言えば、

1人の薬剤師が薬局で一日に処理する処方箋の枚数は40枚までですよ。それを超える枚数の場合には、薬剤師の数を増やしてください。

ということです。

調剤業務において多忙による薬剤師のミスを防ぐための規定

つまり1人の薬剤師が一日に行う業務、

患者の受付に始まり処方箋に従って薬を調剤し、投与や服薬指導や説明する

ここまでの一連の仕事を支障なくこなせる限度は一日に処方箋40枚が上限とみた考え方による規定なのです。

薬剤は最悪の場合生命にかかわるものなので、ミスは命取りになりかねません。多忙のために、調剤業務の質が落ちては本末転倒だという理念があります。

ただしこの法律と規定が作られたのは、今のように処方箋やデータをパソコンで管理・処理する時代ではなく、すべて手作業でやっていた時代のこと。その処方箋の限界枚数規定の考え方は実質的には少しズレはあるかもしれません。

実際、忙しい調剤薬局などでは、1人で40枚を超える処方箋の件数の仕事を一日にこなしている薬剤師も数多くいるとは考えられますが、あくまで、法律的には薬剤師1人につき一日40枚の処方箋が上限の仕事量と規定されています。

ですので、それに違反していることが証明されれば違法ということになり、その薬局は最悪、許認可を取り消される事態になってしまいます。

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