薬剤師の求人倍率について

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「薬剤師の求人倍率ってどうなの??」

(1) 慢性的な人材不足の薬剤師業界

まず、はじめに結論から言ってしまえば、
一般的な他業種に比べて薬剤師における求人倍率から読み解ける事実は

「非常に恵まれている」

ということです。

厚労省の発表した平成25年の薬剤師の有効求人倍率で例を取れば、
この年の有効求人倍率は0.94倍であり、この数字を見れば、
薬剤師がいかに引手あまたの職種であるかがわかります。

まさに、売り手市場と言って良い状態にあり、
就職、転職する薬剤師の側からすれば、より取り見取り、選び放題といった状態でしょうか?
まあ、他業種から見れば羨ましいような状態ですね。

しかし、業界全体から見れば、
それだけ深刻な人材不足の問題を常に抱えている業界だと言えます。

一般的な仕事のように、とりあえず入ってから育成していく、
というような方式の取れないのが薬剤師だからです。

薬剤師になるためには、まず難関である大学薬学部に入り、
そこで6年専門教育を受けて、その上で国家資格を取得する必要があります。

よって、はじめから母数に制限のある業界なのです。

ですから、限りある母数の人材を取りあう格好になるわけです。

(2) 地域によって求人倍率は変化する!?

一般的に、薬剤師の求人倍率の差が生まれるファクターは色々ある中で、
例えば、会社のブランド価値や知名度、規模の大小などが挙げられますが、
その中で、意外に大きな要素が、「地域格差」です。

これは、一般的に大都市部の方が、人気が高く人が集まりやすく、
特に条件を良くしなくても人気は高く、求人倍率も下がります。

これは裏を返せば、大都市部の職場環境(採用され後の)は、
採用人数が増えるので、薬剤師一人あたりにかかる負担や責任の重さも
軽減されているということになります。

一方、地方部では、一般的には求人倍率は大きくなります。
この要因は、ひとえに住環境、とりわけ交通の便の悪さに起因します。

ある場所は山間部のへき地であったり、離島であったり、
とにかく都市部に比較すると何かと不便な場所が多いのです。

そのため、なかなか人が集まらず、雇用側としては、初任給を上げたり、
各種の賞与システムや昇給システムを設けてみたりと人材確保のために躍起になっているのが現状です。

しかし、なかなか人材が集まらないことで大都市部とは反対に、
薬剤師一人あたりにかかる負担や責任の重さも大きいのが実情であり、
人材が余分にいないので、なかなか休みも取れないということになります。

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